2014年8月26日火曜日

ISS観測

ISS(国際宇宙ステーション)が肉眼で見えるという事なので、試に観測してみた。どうせなら、デジカメで撮影できればと急いで準備。


・ISS観測情報提の供サイト

  http://kibo.tksc.jaxa.jp/#visible


 かなり大雑把な見えるという方位と角度(見え始める方位:北西) だが、その方向を向いているとかなり光った明るい物体が高速移動していた。

 試にX-E1+標準ズームを三脚に固定し、Mモードにして30秒のバルブ、F8(ISO:Auto)で撮影してみると、きれいに光跡が写りこんでいた。



 あっという間に見えなくなったが、高度約400Km、 時速約28,000Kmというだけある。

2014年8月16日土曜日

バルサム切れタクマーの修理

 バルサム切れで曇っているタクマー(100mm/F4)を入手。

 外見は非常にきれいでフード付き(これも傷なし)。ただ、曇っており非常に安かった。普通であれば、バルサム切れはパスするが、一度バルサムの修理をしたいと少し前から考えていた。

 これも何かのご縁。思い切ってやってみることにする。

 購入後、どの部分で曇っているか確認。
 

・ちょっと実験

 バルサムの効果はいろいろな方が記されているが、実際バルサムがない状態ではどのように映るのか?

 テスト撮影はX-E1。

  開放で撮影。やっぱりダメ。他数枚撮影するが、画面下半分が部分的にボケて使い物にならない。



・状態確認





  1枚目が曇っていた。バルサムを取る方法として、色々ネットで紹介されているが、お湯を使うことにする。水を入れた鍋にレンズを入れ、沸騰させる。しばらく放置。

 暫くTVを見てから(火の元が見える位置で)割り箸でレンズの外周を持ち、少し力をかけてみるとぱかっとレンズが外れ、バルサムが薄い膜となり取れる。

 結果として、古いバルサム取る方法は後で記すホットプレートの方法が良いように感じる。

 レンズ表面に付着している古いバルサムは無水エタノールを使いゆっくり清掃。






・ バルサムの貼り付け

 通販で購入したカナダバルサムは常温では粘性があり、温めないととても使えるものではない。

 温める道具は家庭にあったホットプレート。食事に使うため、念には念を入れバルサムが他に付かないようアルミホイルを使いカバーする。バルサムを温める皿もアルミホイルで作る。




 割り箸でバルサムを少量取り出し、アルミホイルの皿に載せる。割り箸にもかなり付着するのと、レンズにバルサムを塗る際、粘性の強いバルサムが付かないよう一緒にアルミホイルの皿に載せておく。バルサムが温まればいいので、設定温度を100-120度程度にする(我が家のホットプレートは表示がなく保温の位置に合わせる)。

 レンズも張り合わせる面の確認を行い、バルサムと一緒に温めておく。レンズが常温のまま張り合わせると、バルサムがその場で固まってしまい最初から作業をしないといけなくなる。 



 バルサムが温められて、サラサラになったところで、レンズの上にバルサムを塗布する。空気の泡が外周に集まるよう中心から外側へと塗るようにしてみた。

 ここからが本番(作業に集中し画像なし)。

 レンズを張り合わせ、綿棒を使い上から力をゆっくりかける。余ったバルサムがレンズからはみ出てくる(一緒に空気の泡も)。

 塗布したバルサムの量が多かったため、下のレンズにべったり付く。バルサムは無水エタノールで取れるので、ここでは慌てない。

 一番重要なのは、上のレンズと下のレンズが見た目ずれなく合わさっているかが重要。ずれていると光軸がずれてしまう。新しい割り箸を使いずれていれば修正を行う。

 きっちり合わさったら、ホットプレートの電源をOFFにする。

 冷えるまでしばらく放置。

 冷えた後、余ったバルサムを無水エタノールでふき取る。周囲を黒く塗る必要があったので、子供が使っていた「uni POSCA PC-3M(水生顔料インク)」を使うことにする。 これなら間違ってレンズ表面についても無水エタノールで取れる。


・テスト撮影

 早速組み付け、テスト撮影。

 X-E1を使い開放で撮影。


 他にも撮影してみたが、問題なく撮影できる。

 修理後の結果はあまり期待はしていなかったが、これならしばらく遊べる。



参考にさせて頂いたブログ


2014年8月3日日曜日

E-P5 手振れ補正性能は?

今回はE-P5の手振れ補正性能を確認する。

テストに使うレンズは、ニコン1000mm/F11を先日入手。ただカビだらけ。。。


 このミラーレンズ性能は、どうなの?背景によってはリングボケが目立つ事も多々あるという認識。

 このレンズは、リングボケが抑えられている記事を見た記憶がある。先日ある良いご縁があり入手。とりあえずこの状態でD300Sで撮影してみると、意外といい感じで解像した(あくまでも私の感覚です)。

  近くのキタムラに相談し、カビ取りをお願いする。

 カビ取りが完了し、きれいになっていた。

 D300sでテストした時に三脚を利用したが微妙にブレが生じていた。今回はミラーショックが無いミラーレスのオリンパスの「 E-P5 + VF-4 」でテスト撮影することにした。

 E-P5は他の 300㎜ MFレンズでは手振れ補正もよく効いていた。1000mmでも期待できそう。 MFのためVF-4は必須アイテム。

 外を見ると「雨+暗い」最悪。止めようと思ったが、逆に手振れ補正がどこまで機能するか確認できるのではないか!

 早速、出かけて撮影開始。

 レンズは暗く(F11)、雨。車の中からの撮影をするため、手持ち撮影。テストには最適。

 1/100前後のSS(シャッタースピード)でISO400とファインダーに表示された情報を見て、完全にアウト!と思った。

 E-P5に装着すると35mm換算で「2000mm」相当。

 撮影開始。手振れ補正が良く効いている。
 連射してみると、意外と歩留りも良く、手振れ写真の嵐にはならなかった。この組み合わせは使えるかもしれない。

 ただ、ピント合わせは非常に難しい(というか、技術が足りないだけだが)。当然だが、ピントリングを少しずらすだけでボケる。練習が必要。





2014年8月1日金曜日

F.ZUIKO 50/1.8 分解清掃

 古いOMレンズをカメラ屋のジャンクコーナーで発見。レンズの分解を以前から行ってみたかったのでワンコイン+税で購入。




 絞りも。。。油が浮いている。

 後ろから見ると、カビも。。。


 練習用には最適だな。

 では、早速開始。




 吸盤オープナー でフロントから。


 フロントのリングを壊さないよう丁寧に扱い取り外す。


 途中の作業に集中し、撮影を忘れる。



 外した部品。左から2番目に金色(だった)のリングの箇所では、小さなベアリングみたいな玉があるので、これをなくさないように。

 絞りを回すときに使う部品。







 途中経過。










 ちょっとひどいなー。

 無水エタノールで掃除。

 フロントから取れるレンズ全て外して清掃。






 次は後ろから。

 マウント部のねじを外す。ねじ山を傷めないよう、ちょうどいい大きさのドライバーを使う。







 簡単に外れた。










 後ろから清掃開始。

 絞りは分解した後組み立てる自信がないので、綿棒に無水エタノールを付けて根気よく清掃。








 完成。

 組み上げるときに気になったのは、フロント側のリングがプラスティック素材(?)で無理にはめ込むとレンズ本体、リング共にねじ山を壊しそうな感じ。丁寧に、そして慎重に作業を進める必要がある。





 期待はしていなかったけど、X-E1に付けて撮影するときれいに発色し解像している。最新のレンズも良いが、これはこれでとてもいい感じに写る。


 これから、結構出番があるような気がする。